公開日:2024/08/17 | 作成者:Uラボ編集部

ハイブリッド開発とは?アジャイルとウォーターフォールを取り入れるには

本記事では一般的な開発手法であるアジャイル開発とウォーターフォール開発を組み合わせて行う、ハイブリッド開発について解説をしていき ます。実際の開発現場では、アジャイル開発とウォーターフォール開発ではっきりと手法を分けるのではなく、それぞれの良いとこ取りでプロジェクトを進めていきます。

目次

    1.ハイブリッド開発とは?

    ハイブリッド開発は、ウォーターフォールとアジャイルの長所を組み合わせた開発手法です。このアプローチでは、プロジェクトのニーズに応じて、計画的な進行を保ちつつも、柔軟な対応を取り入れます。これにより、変化に対応しながらもスケジュール通りにプロジェクトを終了することが可能です。

     

    2.アジャイル開発とは?

    アジャイル開発は、設計と構築を細かく何度も繰り返す手法のことを呼びます。随時機能の確認を行い、顧客からフィードバックを得ることができるため、プロジェクトの機能を状況に応じて柔軟に変更することができます。 要件が固まっていない場合や顧客のフィードバックを重要とする場合に選択されることが多いです。 

     

    3.ウォーターフォール開発とは?

    ウォーターフォール開発は、要件定義、設計、開発、テストというプロセスを順番に一つずつ進めていく手法になります。要件定義や設計を順番に行っていくため、設計時に要件が変わる場合や、開発時に設計に不備が見つかった場合は対応が難しくなる手法になります。その反面 フェーズごとに進行していくため スケジュール通りに進めることが容易な手法でもあります。 

     

    4.ハイブリッド開発が求められる背景

    市場の変化や技術の進歩が急速に進む現代では、プロジェクトの進行中に新たな要求や変更が発生することが一般的です。従来のウォーターフォール開発では、変更に柔軟に対応することが難しく、一方、アジャイル開発では大規模な計画が立てにくいことが課題となります。このような状況下で、計画性と柔軟性を両立できるハイブリッド開発が求められるようになりました。

     

    5.ウォーターフォール開発先行型のハイブリッド開発

    ウォーターフォール開発先行型のハイブリッド開発では、プロジェクトの初期段階でしっかりとした計画と要件定義を行い、その後の開発フェーズでアジャイルの要素を取り入れます。このアプローチは、要件は明確であるが複雑なため、構築段階で修正が発生するような場合に有効な手法になります。実際に多くのウォーターフォール型のプロジェクトでは設計の甘さにより、このように開発段階でアジャイルになることがあります。

     

    6.アジャイル開発先行型のハイブリッド開発

    アジャイル型で初期に叩きとなる開発を行い、必要な要件を洗い出します。その後ウォーターフォール型で進めるため、要件定義などを行い プロジェクトを進行していきます。 ゼロベースの要件定義や設計でないため、より精度の高い状態で本番の開発に入ることができます。よって確実性が求められる案件や、要件が十分に定まっていない案件で有効な手法になります。

     

    まとめ

    このハイブリッド開発はいずれも技術の進歩により、0から完璧に設計することが難しくなったことで開発された手法になります。 先に大枠を構築してから詳細を設計していく、ウォーターフォール先行型のハイブリッド開発。また、0から設計を行うが設計が誤っていることを許容できるように、開発段階でカバーをするアジャイル開発先行型のハイブリッド開発。 これらの2つの手法を自社の状況に合わせて、適切に選択することが重要になります。

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